• 2009.12.12 Saturday
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お産の進みは・・・
●陣痛の間隔が狭まっていく
●子宮口が開いていく(0センチから10センチの全開まで)
●赤ちゃんが下がってくる
の3つ条件が揃ってお産は進んでゆく。そうそうこの3つがうまく連動しないので、人によっては、陣痛が微弱だったり、子宮口が開かなかったり、赤ちゃんが上の方にいて下がってこなかったり・・・等でこれらの条件が揃わないと、分娩時間は長引く。で、わたしのお産の場合は、子宮口がなかなか開かなかった。
 破水の場合、24時間以内に出産しなければならない。羊水が減って、赤ちゃんの命が危険になるから。自然分娩に時間がかかるなら、帝王切開になる。
 
 午前5時から陣痛は10分間隔になり、7時か8時には5分間隔となる。その間、しっかり朝食を食べた。夫に飲み物を買って来てもらい、しばらく陣痛に耐える。
 産院の開く時間になり、内診となった。分娩台の上で、子宮口がどれくらい開いているか調べられる。ものすごく痛く、とびあがり、分娩台の上で上半身が90度に横にまがり、台から落ちかけた。開き具合を調べていると同時に、ぐりぐりと開いてもいる。きっと。まったく開いてない様子で、たくさんの助産婦さんやら先生やら看護婦さんが6、7人で私の足の方で神妙な面持ちをしていた。すでに涙目になって台から降りる。泣きべその私に、看護婦さんが、「コ○○さん(私の名字)、がんばって。」と声をかけてくれた。産院の看護婦さんや先生や助産婦さんは、妊産婦に厳しいと思っていたので、優しくて驚いた。
 進み具合が悪いので、しばらく陣痛待ち室を追い出され、入院する個室に移動された。ここで気分変えてね。ってことで。だがすぐに、こんな開き具合じゃだめね。ってことで、院長先生からお散歩許可が出た。
 出た。これが噂のお散歩許可ね。気候がよければ、陣痛中に、近所の木場公園を数時間お散歩させると聞いてはいたが。やっぱり。午前10時に院長先生に呼び出され
「今あなた全然開いてないから。だいたい4〜5センチ開くのに4、5時間、8センチに2時間、全開まで2時間、それから2時間位で産まれるから。そうすると今から大体何時?夜8時か9時ねくらいね。」
 長。
「今日は暑いから木場公園はやめて、クーラーの効いてるそこのイトーヨーカドーまでいってらっしゃい。電車に乗って、日本橋三越でもいいわよ。2時間ね。」とのこと。
電車で人ごみで陣痛に耐えてフーフーいうのはいやだ。ってことでイトーヨーカドーに行くことに。助産婦さんが日傘のかわりに水色の雨傘を持って来た。雨傘で酷暑の中、夫とお散歩だ。
 お友達が、予定日より九日早かったから郵送に間に合わなかった、といって、みんなからの寄せ書きのカードを木場駅までわざわざ持って来てくれた。風邪で38度だったみたいで、とても辛そうだった。ほんとありがとうございます。
 イトーヨーカドーのベンチで読んだ。みんな公演間際で余裕の無い時期に、あたたかいメッセージ(実は妊娠前小劇場で芝居やってたんです。役者やってるんです。ちょうど所属劇団の公演が予定日の半月前だったのです)。嬉しくて、ふふっと笑えた。
 イトーヨーカドーのスタバでグリーンライムティーのような物を飲む。陣痛に耐えながら飲む。2Fのマタニティショップへ行く。赤ちゃんのセレモニードレスを見に行った。お店のおばちゃんがお腹を見て、「あら!もうすぐねえ、いつなの?」と言って来た。「あ、、、今日です。」「え?」「もう陣痛来てるんです。」「あらあら、そうなの、何見にきたの?ドレス?そうなの。これなんかいいわよ、日本製なのよ。あらあら、でもねえ、陣痛来てもなかなか産まれないのよね〜〜」楽しそうであった。相づちを打ちながら3回くらい陣痛に耐えた。きつかった。
 夫のお昼ごはんにとマックによる。フードコートのそこには、ちびっ子連れのママさんがたくさんいて、とてもにぎやかだった。「おいおい、このひとたち、みんな産んだのかよ、ほんとかよ〜すごいよ〜あなたたち、すごいよ〜信じられないよ〜」と何度も心で叫ぶ。あきらかにやる気なさそうなママでさえも、大いに尊敬の対象。ベンチで待ちながら、3分ほど眠りの谷に落ちた。なにしろこの日は3時間弱しか寝てないのだ。かれこれ7時間ノンストップなのだ。暑いのだ。陣痛は疲れるのだ。
 歩いて病院まで戻る。ここが、非常に長い道のりだった。顔をあげると、空も、空気も、地面も暑い。暑すぎた。遅い梅雨明けの、真夏日の酷暑だった。50メートル歩いては、「きたきたきた・・・」といって夫にさすってもらいながらフーフーする。書いてて泣きそうになってきた。
 12時すぎ、病院に戻ると再び覚悟していた子宮口の内診が。2センチ開いていた。快挙。痛くはなかった。痛がらない私に、「やっぱり心構えなのね!」と先生。散歩中ずっと内診の覚悟をしてたのだ。お腹に器械をつけられ、子宮の収縮と(陣痛は子宮の収縮なんです)赤ちゃんの心音を確認する。
 村上さんという助産婦さんがいる。この助産婦さん、とてもいい助産婦さんで、いろいろママ友の間で(3人で一日違いお産で、入院中仲良くなった)ネタがある。大変に、天然なのだ。そしてとてもいいことも言ってくれる。痛さが段階を増して苦しむ私に、
「お産はね、自分でコントロールできないのよ。待つしかないの。産まれるのをただ待つしか無いの。そして子供が産まれたら、それからはもっとコントロールできないの。それからは、自分の思うようにならないことの連続になるのよ。それで、今まで自分で何でもチャキチャキ出来てた頃が懐かしくなるのよ。今はその準備段階でもあるのよ。そうやって段々と母親になっていくのよ。」
と言った。うまく説明できないけど泣きたくなった。今も泣きたくなる。自分で何でもチャキチャキできてた今まで。当たり前のように好きな事をやってきた今まで。と、これから。を思った。この言葉は、これから一生親でい続ける自分には、いつも心強くほんのり支えられるような気がする。
 再び個室に戻り唸ることに。体力つけなきゃね、しっかり食べて、とサバの味噌煮のお昼ごはんがでた。しかしこのとき陣痛間隔は1〜2分。一口口に入れては陣痛、噛んでは陣痛。早々と食べるのをやめた。腹ぺこだったけど。夫もバーガーをかじってはさすり、かじってはさすり、がんばっていた。
 2時頃、父が来た。私「あれ、まだ産まれないよ。」父「あらー、どうもお疲れさまだなあ(と夫に)。」父「ほらー、大変なんだよ、産むのはー。知らないけどー。」なんか笑えた。そうだよね、知らないよね。父はきっと、幼い頃下の兄弟が産まれる様子を、ちょっと知っているのかもしれないと思った。父は島生まれで、島では皆家で産んでいたそうだ(島というか時代的に家で産むのは普通だよな)。終戦時父は4歳。戦後、GHQが来て、それまでの家で産婆がとりあげる、というお産体制から、病院で医療的にお産をする体制になったらしい。島はすぐに対応しなかったと思う。父は、これから夜の江戸川花火大会を見に会場に行くのだといって病室を出て行った。
 赤ちゃんが下がってきやすいように、なるべく上体を起こして子宮の角度を垂直にしておくように言われた。上半身を起こしていると陣痛は1、2分間隔だった。子宮口2センチの段階で1分間隔は相当きつかった。まだまだ先は長いのだ。少し横になると陣痛間隔は3分くらい空き、その途端疲労で何度か眠りの谷にころげ落ちた。できれば間隔は空いてほしいけど、お産は早く進んでほしい。「ああ、どうかこのレベルの痛さで最後までいかないかなあ。」「もう今日はこの辺で中断して、明日また頑張りたいなあ(無理なこと)。」「せめて一時間でいいから寝かしてくれないかなあ。」そんな事ばかり思った。
 友達からメールが来る。実は破水して陣痛中だと伝えると、助産婦の友達は「子宮口が全開になるまで絶対にいきんではだめだよ」といい、1歳児のママの友達は「陣痛、まじ痛いよね〜!!」とメールをくれた。この頃、たくさんのママになった周りの友達を次々思い出し、みんなこんなものを乗り越えたのか、本当か、えらい、すごい、素晴らしい、ありえない、できない、尋常じゃない、私の領域じゃない、痛い、痛すぎる、などなど思っていた。まだ、本当の覚悟が決まらなかった。往生際悪く、息を吐き切ると痛いので、うまく呼吸をして子宮の収縮を逃していた。3時くらいだった。

  • 2009.12.12 Saturday 18:08
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Comment:
2006/09/10 2:31 AM, すい wrote:
陣痛中に散歩ですか…まじですか…
電車乗ってもいいんだ…まじですか…

こうやってみると、わたしって本当に妊娠・出産に対して無知なんだなーと実感しました。

しかし酷暑の中を…まじですか…
2006/09/11 8:04 PM, sae wrote:
まじですよー。もう修行のようです。あの大荷物をお腹に入れて・・・もっとはげしいことをする助産院もあるようですよー。階段上り下りとか、、ひー。
お産は本当に体力勝負なんだな、って実感しましたもの。しかし酷暑の中の散歩は、お産を進ませるかもしれないけど、産む体力をも同時に消耗するなと思いましたー。
妊娠・出産のことって、まるで世には一般的じゃないですよね。もちろん私も無知でしたし。デリケートなことだけども、妊産婦さんのためにももっと知られてもいいなーと思います。
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